プロ2年目のDeNA入江大生投手が、2回無失点でプロ初勝利を挙げた。6点リードの7回から登板。先頭に内野安打を浴びたが、後続を3者連続三振。8回は3者凡退に封じた。坂本が4回1失点で降板。1回2/3無失点の平田より1/3回多かった入江に白星がついた。「予想外でした」と驚きながら「素直にうれしい気持ちがあふれてて、ちょっとまだ…」と感情が交錯した。

お立ち台から見える景色に感極まりながら、隣に立つ牧秀悟との「裸の約束」をかなえられたことがうれしかった。明大から20年ドラフト1位で入団。同2位の牧と一緒に風呂に入ることが多く、顔を赤らめながら「一緒にお立ち台に」と誓いを立てた。1年目から活躍する牧に「うれしい気持ちと悔しい気持ち」と吐露しながら「一緒に上がれて良かった」とかみしめた。

プロ1年目には右肘の手術を経験。苦難の先にたどりついたお立ち台で、もう1つの約束もかなえた。「地元(栃木)の大スターのものまねをします。初勝利遅くなってしまったんですけど、本当に『ごめんね、ごめんねー』」とU字工事のギャグを披露。1年目に「2000個ある」と豪語し、初勝利まで封印したネタを解禁し、スタンドを沸かせた。【久保賢吾】

 

○…DeNA牧秀悟が、プロ初勝利を挙げた同期の入江に祝砲を上げた。1回1死一、二塁から2戦連発の先制7号3ラン。こどもの日で大勢集まった子どもたちに野球の醍醐味(だいごみ)を伝え、5回には適時二塁打を放ち、計4打点で勝利に導いた。「野球、遊び。勉強のしない子」と子どものころを冗談交じりに回想し「いい夢を与えられる選手にもっともっとなっていきたいです」と誓った。

▽DeNA倉本(20年8月9日ヤクルト戦以来、2年ぶりの1発となる1号ソロ)「素直にうれしいです。越えてくれと思いながら走ってましたが、ホームランとなり良かったです」

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