阪神は球団最速でシーズン10度目の完封負けを喫し、開幕から広島に1分けを挟んで6連敗となった。広島相手の開幕6連敗は61年の6連敗(1分け挟む)、88年の10連敗に続いて34年ぶり3度目の屈辱。38試合目で10度目の完封負けは、63年の45試合目を59年ぶりに更新して球団史上最速となった。

ジェフリー・マルテ内野手(30)が右足コンディション不良から1軍復帰。大山悠輔内野手(27)を20年6月20日巨人戦以来2年ぶりに左翼先発させ、貧打解消を狙った一戦。3番マルテ、4番佐藤輝明内野手(23)、5番大山の重量クリーンアップで臨んだが、相性の悪い広島床田に翻弄(ほんろう)された。

3回2死二塁では1番近本光司外野手(27)が左飛。6回2死一、二塁では3番マルテが空振り三振に倒れた。3点を追う9回無死一、二塁からは3番マルテが中飛、4番佐藤輝は右飛、5番大山は三ゴロに終わった。クリーンアップ3人ともに無安打。今季初出場、21年6月10日の日本ハム戦以来334日ぶりのスタメン出場となった北條史也内野手(27)も無安打。9回無失点の床田に昨季から4連敗を許した。

先発の西勇輝投手(31)は6回2失点で3敗目(2勝)。試合前時点で広島戦12勝5敗のカープキラーは両チーム無得点の6回、4番マクブルームに痛恨の先制2ランを浴びた。2点ビハインドの8回は3番手の岩貞祐太投手(30)が打者4人に2死球2安打と崩れ、0/3回1失点でダメ押しされた。

打線は直近の7試合で4度目の完封負け。借金は13に膨らんだ。

 

▼阪神は今季の広島戦で、1分けを挟み開幕6連敗。これは61年6連敗(1分け挟む)、88年10連敗に続き、34年ぶり3度目の屈辱となった。

▼広島戦は4月10日(甲子園)に続き、2試合連続完封負け。このカードでは、12年8月5日、同10日以来10年ぶりだ。

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