2軍調整中の阪神藤浪晋太郎投手(28)が6回4安打1失点、無四球で7奪三振の好投を見せ、1軍ローテ復帰を猛アピールした。

初回、先頭の大島に153キロの直球を捉えられ、右中間越三塁打を打たれた。だが三好、溝脇、福田を3者連続三振に仕留め先制点を許さなかった。2回は3者凡退。3回は高松に中前打、三好には死球と2死一、三塁のピンチを背負ったが、溝脇を三ゴロに仕留めた。4回は福田に137キロの変化球を左中間に運ばれるソロを許したが、5回、6回は危なげなく中日打線を打ち取り、最少失点に留めた。

藤浪は4月12日に受けたPCR検査で陽性判定を受け、同20日にファームに合流。同29日のウエスタン・リーグのソフトバンク戦に中継ぎで実戦復帰し、2回無失点に抑えた。この日を含めてウエスタン・リーグとプロアマ交流戦を含めて実戦4度目の登板で、最長イニングの6回を投げきった。