阪神がまたしてもヤクルト先発の小川に屈し、今季11度目の完封負けを喫した。

前回本拠地で迎えた3日の対戦では完封勝利を献上した相手に、再び打線が沈黙。3度の得点圏をものにできず、小川に16イニング連続で無得点に抑え込まれた。

守っても今季初のチーム1試合3失策。1点ビハインドの7回には、三塁手の佐藤輝明内野手(23)の適時失策から2失点を喫した。佐藤輝の1試合2失策はプロ初。投手陣は3失点以下の試合を21試合連続に伸ばしたが、打線が振るわなかった。

 

矢野燿大監督の一問一答は次のとおり。

 

-先制のチャンスはあった

矢野監督 「うーん…まあまあまあ、そうやね」

-ヤクルト先発小川には前回も抑えられた

矢野監督 「今日の方が良かったかなという感じには見えたけど。コースも結構いいところに来ているし。まあ球のキレもあるような感じには見えたけど。まあそんなことばかり言っていても仕方がないんで」

-真っすぐをどう仕留められるか

矢野監督 「真っすぐも、小川の場合はしっかりコースに投げられるんで。速さプラス、コース、キレというところがあるから。タイミングや速さだけが対応できないというところではないと思う。でも、真っすぐが主になるから、変化球がどうしても、というシンプルなパターンでやられてしまっている。やっぱり割合の多い真っすぐをしっかり仕留めるというところは、チームとしてやっていかないとあかんかなと思う」

-守備では7回に三塁佐藤輝が適時失策

矢野監督 「うん。まあ、そうやね。流れの中でも大きな点になったし。まあ輝もこれからサードをやるということであれば、なんていうのかな、セーフティー(バント)をまずやらせないというね。ポジショニングもちょっと深いんで。そういうとこではもうちょっと前でね。この前の横浜からコーチも言っていてあれなんだけど。まあ、そういう意味では負けの1敗も痛いけど、それを克服していくしかないよね。ポジショニングプラスね」

-先発ガンケルは安定感があった

矢野監督 「初回もエラーがあった中で全体的に粘ってくれた。もちろんガンケルらしくっていうところでね。ただ、あの(5回の)1失点は2死から長打のない山崎への四球からだから。もちろんいいコースに行っていると思うし、明らかなボール、ボールでもないんだけど…。責めることはもちろんないんだけど、結果から振り返ると、あの四球がもったいないなというね。山田の打球も今日は風が強めに吹いていたので、若干高いかなというところで、あそこまで持っていかれたのかなとは思う。その前の山崎への四球かな、と」

-20日から甲子園で仕切り直し

矢野監督 「交流戦前の巨人戦3つになる。いいきっかけをつかんだ中で交流戦を迎えたい。そういうところでは、まずは明日しっかりやっていきたいなと思います」