日本ハム宮西尚生投手(36)が4点リードの9回にマウンドへ上がり、プロ野球史上8人目となる通算800登板を達成した。3者凡退で勝利を締めくくり、自身の節目を飾った。

試合後のヒーローインタビューでは「去年から全然思うような結果が出ず、みなさんには嫌な試合を見せてしまいましたけど、これからしっかり頑張っていきます。(今日の場内から送られた多くの)拍手に応えて頑張っていきたいなと思います。札幌ドームでこういう記録を達成できたというのは何回かありますけども、こう簡単に(節目を)取れる年でもないので、しっかり今日の景色を眺めたいなと思います」と、笑顔を見せた。

通算登板数は現役最多で、すでに球団では最多記録を更新中。かねて「岩瀬さんの記録は絶対に目指したい」と公言しているように、目標は岩瀬仁紀(元中日)が持つプロ野球記録の1002登板の更新だ。

宮西 僕もここまで来られたのは、岩瀬さんの記録であったり、(元巨人の)山口さんのホールドの記録であったり、そういう目標があったから諦めずに、心折れずに来られている。これからの若い選手の1つの目標として目指してもらえるものをつくれればと思います。

この日が16試合目の登板で、今季も50試合以上の登板を記録すれば、こちらも岩瀬が持つプロ野球記録である「新人から15年連続50試合以上登板」に並ぶ。ちなみに通算377ホールドはすでに日本記録となっている。

通算800登板以上を記録した選手は以下の通り(※は現役選手)。

1 岩瀬仁紀 1002(985回)

2 米田哲也 949(5130回)

3 金田正一 944(5526回2/3)

4 梶本隆夫 867(4208回)

5 小山正明 856(4899回)

6 江夏豊 829(3196回)

7 五十嵐亮太 823(866回1/3)

8 ※宮西尚生 800(677回1/3)

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