日本ハム金子誠野手総合兼打撃コーチ(46)が若きクリーンアップへの手応えを明かした。試合後に「この2週間くらい、いい雰囲気だなっていうロマンを感じていました」と話したのは清宮幸太郎内野手(22)、野村佑希内野手(21)、万波中正外野手(22)の3選手で組む「ロマン・クリーンアップ」だ。

新庄剛志監督(50)が10日オリックス戦(札幌ドーム)から主に3番清宮、4番野村、5番万波の順で固定。この日は清宮と万波が一時的にスタメンから外れて敗れはしたが、この間の10試合でチームは7勝3敗と勝ち越した。

金子コーチは「ああやって試合を重ねる度に、なんとなく試合の中でスケールの大きな雰囲気というのは感じられました」と、若手3選手の成長ぶりを実感しているという。

開幕から約2カ月が経過。45試合を戦い終えてチーム本塁打数は1位の38本、チーム打率はリーグ3位の2割3分3厘、チーム得点数は148でリーグ3位。金子コーチは「どういう打順になるのかなというのは毎日、僕らも分からない」と話す中で、得点力アップへの課題として「完封負けと打っている時の爆発力の差が、僕もその日になってみないと分からない状態(笑い)。本当、毎日勉強じゃないですかね。選手も我々も。どういう声の掛け方がいいのか」。この日でチームは8度目の0封負け。チーム全体で課題解消に取り組んでいく必要性を説いた。

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