中日が連勝を飾った。先発大野雄大投手(33)が9回7安打1失点で今季3度目の完投で、3勝目を挙げた。主砲ビシエドも4回に9試合ぶりの5号2ランで存在感を見せた。試合後の立浪監督の主なコメントは以下の通り。

-大野雄が132球で完投

立浪監督 「あそこまでいったら本人が一番、完封したかっただろうし。(完封は9回)2死までいったんですけどね。まあでもよく完投してくれた」

-中盤まで走者を背負いながら粘っていた

立浪監督 「時折、3ボールにしたり、もったいないところがあったが、前回は早い回にやられた。本人も気をつけながら、気持ちを入れながら投げたと思う。完投できて、また9回もいいボールいっていた。試合で長く投げれば自信もついてくると思う。まだまだ大野雄の力はこんなもんじゃない。上げていってくれたらと思う」

-ビシエドの1発が流れを引き寄せた

立浪監督 「そうですね。(オリックス田嶋は)スピードガンのわりにウチの打者が真っすぐを差し込まれていた。そこで1発で決めてくれて大きかった。まあ打つ方もちょっとずつは良くなっている。明日、球界を代表する投手(オリックス山本)が投げるが、何とかしぶとく点を取れるようにやっていきたい」

-石川昂が負傷交代した

立浪監督 「はい、膝がちょっと。大丈夫みたいに言っていた。明日の様子を見てですね。病院は行っていないですよ。アイシングしてやってました」

-三ツ俣がいい仕事

立浪監督 「そうですね。しばらく試合出ていなかったんですけど、また燃料が入って。燃料切れしていたんですけど、また休んで燃料が入ったかも分からないですけど(笑い)」

-阿部の中前安打(の場面)で好判断でホームへ

立浪監督 「あまり速くない三ツ俣が俊足に見えました(笑い)。あの1点は大きかったですね」

-指名打者で3試合ぶり出場のA・マルティネスが2安打

立浪監督 「ずっと試合に出ると、へたってくると言いましょうか。(出ていなかったので)また元気になったじゃないですか、アリエルは」

○…大野雄が、昨季パ・リーグ王者のオリックス打線を7安打1失点に抑え、完投で3勝目を挙げた。今季最多132球を投げ、スタミナ健在もアピール。立浪監督からは沢村賞に輝いた20年10完投級の活躍を期待されている。3完投は両リーグトップだ。「(9試合登板で)3完投。どんどんやっていきたい」と、連勝をけん引したエースは笑顔だった。

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