楽天は、投手陣が崩れてヤクルトに連敗となった。

先発早川は1回先頭から連打を浴び、無死一、二塁のピンチを作ったが、後続を断って無失点。2回から4回まで無安打投球で序盤を締めた。

打線は2回2死一、二塁で鈴木大が右翼へ適時二塁打を放って先制。4回には渡辺佳とマルモレホスの適時打で2得点。3-0とリードを広げた。

直後の5回に早川が崩れた。無死一、二塁でオスナに同点3ラン。2死三塁で山崎に適時内野安打を放たれ逆転を許した。石橋が2番手で登板するも、山田に2ラン、中村に適時打。この回だけで計7失点を喫した。

傾いた流れを引き寄せることができず、7回に1失点、8回に3失点。今季初の2ケタ失点で大敗となった。

これで5月11日ロッテ戦から本拠地7連敗。18年9月以来の屈辱となった。

石井GM兼監督は選手たちへ積極性を促した。5回に崩れた早川に対しては「あそこはもうちょっと打者に勝負していける点差だったし、それが走者たまって逆に自分がプレッシャー受けちゃったかな」。5回に勝ち越しを許した場面は、小深田がゴロを待ち、イレギュラーでもたついた間に内野安打を許した。指揮官は「状況考えても前に出て行かないといけないところだったので、攻めていければ良かったのかなと僕は思います。僕は客観的に見ていてそう思っただけ。守備コーチと話して、前に出て行くところだったのかどうだったというのは議論してもらえれば」と話した。