BIGBOSSが、甲子園の投打のスターそろい踏みをにおわせた。日本ハム新庄剛志監督(50)が6月3日からの「日本生命セ・パ交流戦」阪神戦(甲子園)で、監督として初めて聖地に凱旋(がいせん)する。3戦目の同5日は、金足農で夏の甲子園準V投手の吉田輝星に、公式戦初の甲子園のマウンドを託すことを明言。

「やっぱり盛り上げたいじゃないですか。本人の、さあ期待に応えたいという気持ちというのを大事にしたい」と明かした。持ち味の直球の質も高く評価。甲子園での登板を今後の糧にしてほしいと期待する。 吉田は、4年目の今季はリリーフで躍動。開幕カード・ソフトバンク戦の3戦目で先発して以降は、中継ぎで19試合に登板。1勝0敗1ホールド、防御率3.33を残し、先発入りへアピールしてきた。

かねて「高校の時の甲子園よりも、いい球を投げられるよう頑張っていきたい」と話していた右腕。20年のオープン戦で甲子園初登板した際は、2回を無失点も1安打4四球と課題を残した。今回は「バシバシ真っすぐで押していきたい」と気合十分で、31日広島戦から中継ぎ待機はせず、先発調整に回る。

新庄監督はさらに、「清宮君も4番でいったら面白いね。甲子園組でそろえたろうかな。粋な計らい、好きじゃん」とニヤリ。高校通算最多の111本塁打を放った“打のスター”を投入するプランも練っている。エンターテイナーの血をうずかせ、監督として新たなドラマを聖地に刻む。

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