日本ハム吉田輝星投手(21)が甲子園で「侍ポーズ」を再現…しなかった。初回のマウンドに上がり、投球練習後に中堅方向を向いて笑みを浮かべたが、そのまま投球に向かった。

金足農(秋田)のエースとして臨んだ18年夏の甲子園では初回と9回に、中堅を守っていた大友朝陽外野手に向かって「シャキーン」。大友も「シャキーン」と侍ポーズで返すのがルーティン。吉田は当時、グラブにも「シャキーン」と刺しゅうを入れるほど、大事にしていたパフォーマンスだった。

先発前日の4日に吉田は「ちょっとやろうか今、迷ってるんで、『あれやろうかなあ』とかって書いておいてください」とニヤリ。「やるなら、最初にマウンド上がった時ですね。せっかく甲子園で満員なので、精いっぱい、それを楽しんでいきたい」と話していた。この日の試合前には中堅を守る松本剛外野手(28)も侍ポーズを練習。後輩の名パフォーマンス再現へ向けて、しっかりと準備をしていた。

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