今秋ドラフト候補の最速150キロ右腕、金村尚真投手(4年=岡山学芸館)を擁する富士大(北東北大学)が、大商大(関西6大学)に延長10回タイブレークの末に1-2で競り負けた。金村は球場表示で最速147キロをマークするなど、140キロ台後半の直球を軸に10回を無四球2失点(自責1)で完投。しかし、打線の援護は5回のソロ本塁打のみで、初戦で姿を消した。

悔しさをあらわにした。1-0の7回1死二、三塁からは初球を同点打、1-1の10回1死二、三塁では3球目を勝ち越し打にされた。「ピンチで抑えられないのが自分の弱さであり、それが出たから負けたと思う」と唇をかんだ。「1戦目で終わるために全国に来たわけではない。自分の力のなさの一点ですね」と責任を背負った。