佛教大(京滋大学)は主将の一打が勝利を呼んだ。初戦でノーヒットノーランを達成した東海大北海道(札幌学生)を下し、準優勝した19年以来、3年ぶりに8強入りを決めた。

相手先発右腕・登坂真大投手(3年=札幌光星)の初速と終速の差が少なく感じる直球、キレのあるスライダーに苦しめられ、6回終了まで無得点に抑えられていた。

迎えた7回無死一塁。2番の田中颯翔内野手(4年=天理)が左中間を破る適時二塁打を放ち、先制。苦戦していたスライダーを捉えた。田中は「今まで対戦したことがない位のキレでした。しっかり反応できて良かった」。勢いづいた打線はこの回一挙4得点。一気に勝利をたぐり寄せた。

次戦は19年決勝で敗れた明大(東京6大学)と、リベンジを懸けて対戦する。田中は「3年前も対戦させて頂いたこともあって、注目を浴びると思う。自分たちのやるべきことは変わらないので、役割を自覚しながらプレーしたい」と引き締めた。

 

▽佛教大・田原完行監督「(相手先発・登坂が)いい投手で厳しいなと。キャプテンがたまたま偶然、本当に偶然が重なって、ポチョーンと当たったと。こういうこともあるんだなと」

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