楽天安楽智大投手(25)が凱旋(がいせん)登板を目指す。7月27日オールスター第2戦は、故郷愛媛・松山で開催される。「僕が現役をやっている中で、この1回と、よくてもう1回あるかないかというぐらいの話になると思う。選んでいただけるように頑張っていきたい」と意気込んだ。

選出されれば、済美高3年夏以来のマウンド。「思い入れもあります」と懐かしむ。オフ期間の12月は坊っちゃんスタジアムで自主トレを行う。「去年は球場の人に『オールスターで帰ってきてね』と声をかけてもらった。もちろんゴールではないですけど、1つ自分の中の2022年の目標として選ばれたいというのもある」と意気込む。

14日時点でファン投票は中継ぎ部門5位。「中間発表の見方が分からなかったんですけど、(松井)裕樹さんが、後輩に『票を入れろ』と言ったりしてる。冗談ですけどね」と笑う。

交流戦前から9戦連続で無失点と好調を維持。仕事を果たし続ければ、ファン投票以外にも、選手間投票や監督推薦での選出の可能性もある。「今現時点のままでは厳しいと思うので、(17日からの)ホークスの試合からしっかり抑えていきます」。チームの勝ちに貢献して、吉報を待つ。【湯本勝大】