西武、巨人、オリックスで活躍した清原和博氏(54)が、地元、東海ラジオの「ガッツナイター」のゲスト解説として球場を訪れた。

清原氏は放送前に代表取材に対応し、投手転向を表明した根尾についても言及した。「よくも悪くも甲子園で大スター。僕も同じ経験をした。みんなワイワイ言うけど、いいじゃないですか。野手を経験したからこそ投手で生きることもある。甲子園であれだけのことをやった選手。やってくれると信じている」と、立浪監督らが決めた転向判断を後押しした。

チームは交流戦を6連敗で終え、借金は最多8。清原氏は「監督を始め、チームも苦しい状況。乗り越えて強くなっていく。まだ若いチーム、失敗を恐れずプレーをして欲しい」と、PL学園(大阪)の後輩が率いるチームを思いやった。

今春キャンプで指導した石川昂が左膝前十字靱帯(じんたい)不全損傷でリタイア中。内野ゴロを放った際に相手一塁手との接触を避けた結果、大けがを負った。「一塁手から言わせてもらうと、野手を吹っ飛ばしていいプレー。優しさが出た。いい勉強になったと思う。悔しい思いをしているでしょうけど、プラスに捉えて欲しい」と、大砲候補生にエールを送った。

現在、清原氏が観戦した中日戦は現在2戦2敗。「来ても全敗ですよ。もう呼んでくれなくなる。申し訳ない」と、連敗脱出を切に願っていた。【関連記事】中日ニュース一覧>>