東京に本拠地を置くチーム同士の一戦で、前日5被弾で13年ぶりに16失点を喫した巨人が「東京リベンジャーズ」と化した。

負ければ自力優勝の可能性が消滅する一戦で、打線を変更。初回、プロ4年目で初の1番スタメンとなった増田陸内野手(22)が中前打で出塁してチャンスメークし、1死二、三塁とすると、4番岡本和真内野手(25)が左中間に先制の2適時打。なお2死二、三塁から、7番大城卓三捕手(29)が左中間に2点適時打を放ち、いきなり4点を先制した。

大敗した前夜の鬱憤(うっぷん)を晴らすかのように、2回以降も打線の勢いは止まらなかった。2回には増田陸が3号ソロ。3番ウォーカーは5回に16号ソロ。6回には2番丸が14号2ランを決め、3回に9号ソロの6番ポランコが来日初の1試合2発となる10号3ラン。7回には2死二塁から途中出場の湯浅がプロ初アーチ。「倍返し」まではいかないが、前夜に食らった5発を上回る6発もの1発攻勢でお返しした。

2ケタ得点の大勝で、ゲーム差は再び10とした。ただ、26日の3戦目に敗れれば、自力優勝の可能性が消滅する。負けられない一戦には、今季初の中4日でここまで7勝の戸郷を先発に送り込む。「不屈」を掲げる巨人が、あきらめずに燕の背中を追う。

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