西武山川穂高内野手(30)が日本人最速の通算200号本塁打を放った。

4回無死。楽天早川の高めに浮いた変化球を捉えた。23号ソロを右中間スタンドに運んだ。笑顔でダイヤモンドを一周。「どすこ~い」の声を響かせ、記念のボードを受け取った。

試合前まで通算199号で王手をかけていたが、節目に達した。200号は史上113人目となる。

通算697試合での200本塁打は、田淵幸一氏と秋山幸二氏の714試合を抜く日本人最速となった。なお日本球界の最速はアレックス・カブレラ氏の538試合になる。

今は全打席で本塁打だけを狙う生粋の大砲。山川は100号も321試合目の到達、150号も498試合で日本人最速だった。

「いや~、200号、めちゃくちゃ忘れてました。打席の中では相手投手に対して集中してますから。ホームランの後、ベースを回りながらベンチを見たら、あ、そうだった、って。打てて良かったです」とコメントした。

◆山川穂高(やまかわ・ほたか)1991年(平3)11月23日、沖縄生まれ。城北小5年時から野球を始め、中部商では4番で3年夏の沖縄大会準優勝。富士大では11、12年に大学日本代表。13年ドラフト2位で西武に入団。176センチ、103キロ。右投げ右打ち。今季推定年俸1億3000万円。

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