強すぎヤ! ヤクルト村上宗隆内野手(22)が、決勝26号3ランを放ち、チームを12カード連続の勝ち越しに導いた。同点の8回、巨人平内の3球目をバックスクリーンに突き刺した。2位巨人を相手に、最大4点のビハインドも、粘り強く食い下がってチーム一丸での逆転勝利。史上初となる6月の優勝マジック点灯の可能性を残した。

▼マジックメモ 阪神、中日に次いで巨人の自力Vが消滅。広島、DeNAの自力Vもそれぞれ29日に消滅する可能性があり、ヤクルトの優勝マジック点灯は最短29日。過去の最短M点灯日は65年南海の7月6日。6月中に点灯すれば史上初となる。

▼ヤクルトが巨人3連戦を2勝1敗とし、1勝1分けだった5月14、15日広島戦から交流戦を挟み12カード連続で勝ち越し。この間、2度対戦したのは広島だけで、同17~19日阪神戦からは全11球団に続けて勝ち越した。12カード連続勝ち越しは65年南海が6~7月に記録して以来となり、両リーグ全11球団連続勝ち越しは初めてだ。12カード連続勝ち越し中、村上は打率3割6分、17本塁打、40打点の大当たりで、この日を含めてV打点が9度。4番のバットでカード勝ち越しを続けている。

▼24日がヤ16-6巨、25日がヤ5-19巨、26日がヤ11-10巨の打撃戦となり、両軍の合計得点が22点→24点→21点。同一カード3連戦で、3試合とも両軍の合計得点が20点以上は初。