プロ野球12球団は30日、ソフトバンクで新型コロナウイルスの陽性者が多発していることを受けて臨時実行委員会を開き、7月1日の西武-ソフトバンク戦(ベルーナドーム)を中止とすることを決めた。

この日ソフトバンクは1軍の選手、コーチ、スタッフは、PCR検査で全員の新型コロナウイルス陰性を確認。しかし、2軍本拠地のタマスタ筑後で陽性者が出た模様だ。7月1日は、ソフトバンクは福岡に残り再びPCR検査を受ける予定。

ソフトバンクは6月29日の本拠地ロッテ戦を同様の理由で中止していた。コロナによる試合中止は、今季11試合目となった。

 

ソフトバンク1軍のコロナ禍の経緯は以下の通り。

 

◆6月25日 村上隆行1軍打撃コーチ(56)が陽性。本多雄一内野守備走塁コーチ(37)は、濃厚接触の疑いで自主隔離となった。

 

◆同26日 本拠地で日本ハムとの試合後に、和田毅投手(41)とジュリスベル・グラシアル内野手(36)、野村勇内野手(25)、本多コーチ、スタッフ1人の計5人に陽性の疑いが発覚。翌27日ロッテ戦(東京ドーム)の予告先発が、和田から大竹耕太郎投手(27)に変更されるなど、ドタバタの対応に追われた。杉山一樹投手(24)と正木智也外野手(22)は濃厚接触の疑いで自主隔離。

 

◆同27日 和田、グラシアル、野村勇、藤井皓哉投手(25)、嘉弥真新也投手(32)、本多コーチ、スタッフ2人の計8人が陽性。「鷹の祭典2022」は緊急で大幅なメンバー変更を強いられ、ロッテに1ー8で大敗した。

 

◆同28日 甲斐拓也捕手(29)、アルフレド・デスパイネ外野手(36)、村松有人外野守備走塁コーチ(49)、スタッフ2人の計5人が陽性。1軍はチーム活動を30日まで休止すると発表。プロ野球12球団の臨時実行委員会で、29日のソフトバンク-ロッテ戦(ペイペイドーム)の中止が決まった。この時点で1軍の陽性者数は計14人。

 

◆同29日 甲斐野、スタッフ3人の計4人が陽性。

 

◆同30日 2軍本拠地のタマスタ筑後で陽性者が発覚。1軍の選手、コーチ、スタッフは全員の陰性が確認された。