「小さな大投手」が大きな節目に到達した。ヤクルト石川雅規投手(42)が広島戦に先発し、史上28人目となる3000投球回を達成した。大目標とする通算200勝と同じく、開幕前から意識していた数字。リーグ投手最年長の42歳で、167センチの小さな左腕。かねて「イニングというのはチームのためにそれだけ投げさせてもらっているということなので、自分の中ですごく大きな数字。しっかりとクリアしていけたらなと思います」と重視していた記録。球団では金田正一、松岡弘に次ぐ3人目となる。

目標達成まで残り2回1/3で迎えたこの日は、立ち上がりから持ち味の丁寧に打たせて取る投球を披露。3回先頭の堂林を三ゴロに仕留めて記録に到達した。