ロッテ佐々木朗希投手(20)は右手中指のマメがつぶれ、4回2安打無失点、10奪三振で降板した。

4回1死、銀次からこの日10個目の三振を空振りで奪った後、右手の指先を気にするしぐさを見せた。指先からは出血が見られた。結局、この回限りで降板。4回でマウンドを降りるのは、プロ入り後最短となった。

「マメがつぶれた影響で途中降板となり、中継ぎ陣に負担を掛けてしまって申し訳ないです」と悔しそうに話した。

初回には、史上27度目(26人目)、ロッテでは初となる1イニング4奪三振をマークするなど順調な立ち上がりを見せた。2回2死からは6者連続三振を奪った。今季7勝目を目指し、楽天田中将とのプロ入り後2度目の投げ合いに挑んだが、アクシデントにより64球で無念の降板となった。

2-0の5回から2番手で小沼がマウンドに上がったが、楽天島内に逆転3ランを許した。

◆佐々木朗とマメ 大船渡高3年の19年8月26日、高校日本代表の一員として神宮で大学日本代表と戦った。先発するも、初回12球で降板。右手中指先の血マメの影響だった。回復に励み、同9月6日のU18W杯・韓国戦に先発するも、ここでも投球中に血マメが再発。1回19球のみで降板になった。

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