ヤクルトは終盤の好機にあと1本が出ず、DeNAに競り負けて連勝が4でストップ。

2リーグ制後最速となる優勝マジック点灯は、2日以降にお預けとなった。DeNAエース今永から4点を奪ったが、1点を追う7回2死一、二塁で山崎が遊ゴロ、8回2死二、三塁では内山壮が空振り三振。高津監督は「今永投手から4点取ったわけなので、勝ちたかったっていうのは正直なところですね」と冷静に振り返った。

それでも収穫もあった。高卒4年目の右サイドスロー市川が、1点ビハインドの9回からプロ初登板。1点は失ったが、得意のけん制でアウトを奪うなど、打者4人に対し持ち味を見せた。2軍監督時代から見てきた指揮官は「ここまで成長してくれたかと思うとすごくうれしく思いました。また1歩1歩ずつ前進していってほしいですね」と、さらなる成長を期待した。

▽ヤクルト山崎(3回2死一塁から適時三塁打)「塩見が塁に残ってくれたので後ろにつなぐ意識で打席に入りました。その意識が良い結果につながってくれました」

▽ヤクルト高梨(5回9安打5失点で4敗目)「野手の方に点を取ってもらったにもかかわらず、リズム良く投げることが出来ませんでした。反省点の多い登板になりました」

 

◆マジックメモ ヤクルトが敗れ、優勝マジックナンバー点灯は最短2日に延びた。2日の点灯条件はヤクルトがDeNAに○でM53が出る。5日までに点灯すれば、2リーグ制後の最短M点灯日(65年南海の7月6日)を更新する。

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