楽天田中将大投手に勝ちがつかない。自身ワーストタイの6連敗中のマウンド。立ち上がりの1回、いきなり先頭荻野に左翼フェンス直撃の二塁打を浴びた。犠打で1死三塁のピンチから、3番中村奨に初球の甘く入った149キロ直球を振り抜かれた。中前適時打を許し、先制点を献上した。

4回2死二塁のピンチでは佐藤都の打ち取った打球が左前に落ちて追加点を許した。「ボールがちょっと高かった。突出していいボールはなかったですね。全体的に同じような感じ」。要所でなんとか締め続けた。5回2死一塁では、高部の打球が田中将の右肘付近を直撃。アクシデントもありながら、5回0/3を4安打2失点と粘った。

勝利投手の権利を得ながら降板したが、7回に安楽、8回には宋家豪がそれぞれ2失点。逆転負けを喫した。田中将の直近の勝利は5月10日。我慢の日々が続いている。

▽楽天石井GM兼監督(田中将について)「もう1つ上のピッチングというところは彼の投球内容で言えばあるとは思いますけど、今日できる範囲の中で、要所要所は締めてくれたんじゃないかなと思います」

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