阪神2軍が15得点を奪う猛攻で、大勝を飾った。

先発したドラフト2位の鈴木勇斗投手(22)が5回2失点の力投でプロ初勝利。右足のコンディション不良から再起を期すジェフリー・マルテ外野手(31)は、復帰後7戦目にして初タイムリーを含む3安打2打点と奮闘。井上広大外野手(20)が左翼席への豪快な5号3ランを含む4打点と暴れ回った。

平田勝男2軍監督(62)の一問一答は以下の通り。

-先発鈴木が初勝利

平田監督 「四球を出したりして、ちょっと腕の振りが悪かったから四球を出そうが何しようが、そういうので出してるんだから。この前は『打たれてもいいやんか』で打たれたから、今日は『抑えろ』って。満塁やったからな。ベンチから叫びました。まだまだ腕振ってど真ん中に投げればいい。そういう感覚をつかんでくれたらいい。ちょっとでも自信につないでほしいけどな」

-今後も先発で

平田監督 「もちろん。本当は6回まで行かせたかったけど、投げてない投手がいっぱいいたのでそういうところで5回できったけどね。まあこれからはイニングも伸ばしていったりどんどん投げていって、ゲームの中でつかんでほしい」

-井上はタイムリーにホームランで4打点

平田監督 「いやいや、(球団OBの)田淵さんのようなホームランでね。打球がこうファーっとレフトスタンドまで吸い込まれるというのか、植草貞夫の実況だったら、なんていってるんかな。『甲子園は井上のためにあるのか』なんて言ってさ。昨日から甲子園に来るといい感じで打てていて、いいホームラン。ファンのみなさんもこの3日間来てくれていたので、井上のホームランも、森木のいいピッチングも見せられて、鈴木も初勝利を見せて、いい3試合だった」

-マルテが復帰後初のフル出場で3安打2打点

平田監督 「これでなんの問題もなく、今日はランナーにもかなり出たので、かなりランニングもできたし、もともと、足の不安もない。ヒットもああいう詰まって、ちょっと引っ張りかかっていたのが、詰まりながらもヒットが出たり。ああいうヒットが大事なの。ちょっとショートゴロ、サードゴロが多かったけど、だんだんポイントが近くなってきて、いい状態になってきている」

-1軍昇格は上の判断になってくる

平田監督 「何の問題もないですけど、その辺はまだ。あとは1軍の判断で」

-原口、木浪の復帰組の状態は

平田監督 「原口はちょっとまだブランクあるな、ゲーム勘。木浪はヒット打ったり、ランニングしてても問題なきんで。ずっと出ずっぱりだったので、膝の状態も考えて途中で代えましたけど。何の問題ないです」

-1軍では才木も久々に勝った

平田監督 「才木がこうやって5回で勝って投げて、ホントに、これで島本も『よーし』という気になるし、他のピッチャーたちも『次は』という気持ちになるだろうし、何と言っても一緒に取り組んだトレーナー陣が1年、1年半かけて二人三脚でずっとやってくれているのをずっと見ているのでね。その辺はトレーナーの人たちに本当に感謝だよ。これは才木が1勝したというのは何よりもトレーナー陣にいいプレゼントができたなと、そういうことですね。よかった、これで他の投手たちも競争が厳しくなってくるよ。みなさん(記者)も競争してください」

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