第30回ハーレム・ベースボール・ウイーク(8~15日・オランダ)に出場する大学日本代表は5日、バッティングパレス相石ひらつかで出発前最後の練習を行った。

オープン戦で死球を受け、右手首の豆状骨(とうじょうこつ)骨折で全治3カ月と診断された中大・森下翔太外野手(4年=東海大相模)は、練習の合間に積極的に声をかける姿があった。「自分の意思で、オランダに同行してチームの一員として最後まで仕事を全うしたいと思いました。ランナーコーチャーとか、チームの雰囲気を上げるためにやれることはある」と最後まで、仲間とともに戦う覚悟だ。患部はサポーターで固定し、ランニングやトレーニングなどを行った。

森下の負傷により、登録されている外野手は二刀流の日体大・矢沢宏太投手(4年=藤嶺藤沢)を含めて4人。そのため駒大・林琢真内野手(4年=東邦)や明大・上田希由翔(きゅうと)内野手(3年=愛産大三河)が外野でノックを受け、いざという時にそなえて準備している。