楽天炭谷銀仁朗捕手(35)が、2本塁打で大勝に貢献した。

4点を先制し、なお1回2死三塁で迎えた第1打席。両翼92メートルと狭い北九州市民球場だったが、「いつも通りです」。カウント1-2の7球目、大関の甘く入ったフォークに泳ぎながらも、左翼へ2号2ラン。5回2死走者なしの第3打席では、2ストライクから椎野の外角高め149キロ直球を右翼ポール際へ運んだ。19年以来の1試合2発。「(2本目は)いってくれ! という感じです」と満足そうに振り返っていた。

守備では滝中を好リード。4月17日以来となる2勝目へ導いた。「滝中自身もふがいない形でファームに行って、ファームでいろいろとやってきたと思うし、本来の良さをもう1回やろうということで挑んだ試合だった。真っすぐの強さでファウルや空振りを取る、真っすぐ主体に緩急つけてというのができたと思う。これが本来の滝中だと思うし、その中で初回から大量の援護があったというのは、チームとしても良かったと思います」と、後輩を攻守で援護した。