中日根尾昂投手が救援に失敗した。延長11回2死二塁の場面で藤嶋からバトンを受け6番手登板。左の代打松山と対戦し、初

球149キロ直球を左中間へプロ初のサヨナラ打を浴びた。

立浪和義監督は「根尾の力勝負にかけた。根尾を責めるより1点も取れない方が問題。打撃陣が奮起しないと」と右腕を擁護。得点圏4度も打線がつながらず、今季20度目の0封負けで連敗した。

○…2年目高橋宏が7回2安打無失点と好投も、打線の援護なく白星はつかなかった。初回3連続奪三振からスタートし、今季3度目の2桁10奪三振。「制球も良かった。欲しいところで三振が取れた」と振り返り、昨季奪三振王の柳に2差まで詰め寄る今季通算104奪三振とした。中日の高卒2年目右腕では、1960年(昭35)板東英二の126奪三振以来、62年ぶりの100奪三振到達。延長サヨナラ負けの中で飛躍への記録を刻んだ。

▽中日谷元(延長10回に4番手で登板。1回無安打無失点でNPB通算11人目の150ホールド達成)「(高橋)宏斗の好投に乗ることができた。このような展開で使ってくれた、今までの監督、コーチに感謝しています」

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