巨人が接戦を落とし、約1カ月ぶりに同一カード3連敗を喫した。

同点の5回にポランコの2点適時打でリードを奪ったが、6回には無死一塁から遊撃坂本と左翼ポランコが三塁後方への飛球を“お見合い”。ピンチを広げて同点に追い付かれると、粘投していた先発戸郷が8回にDeNA佐野にこの日2本目の一発を浴びた。原監督は「競り合いになかなかね。後半に点を取られるってところでしょうな」と振り返った。

勝率5割復帰に王手をかけて乗り込んだ横浜で、2位DeNAに3連敗。腰痛(仙腸関節炎)による離脱から坂本が復帰し、コロナの陽性判定を受けて離脱していたエース菅野を初戦に立てたが、上昇ムードに加速度をつけられなかった。残り32試合、借金は4。原監督は「ここは何とか乗り越えないといけませんね」と結んだ。

○…戸郷が粘投も実らず6敗目を喫した。4回2死満塁から自ら先制の適時打を放ったが、その裏、先頭で佐野に同点ソロを被弾。2点リードの6回には味方のお見合いなど不運も重なり、同点とされた。8回にはまたも先頭の佐野に決勝ソロを浴び、7回0/3を8安打4失点で降板。「点を取ってもらいながらも粘りきれませんでした。しっかり修正して次に挑みたい」と振り返った。

▽巨人桑田投手チーフコーチ(戸郷について)「調子が悪い中であそこまで投げてくれて、本当に頼もしい投手に成長してきたなと」

○…2年目の山崎伊が、先発する19日阪神戦(東京ドーム)で自身初の3連勝を狙う。8回無失点の4日阪神戦(東京ドーム)から2連勝中で、計14イニングで1失点と好調を維持する。打っても2試合連続安打中で打率は3割7分5厘を誇る。3連戦初戦を任された右腕は「しっかり腕を振って、長いイニングを投げられるように頑張ります」と5勝目を狙う。

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