DeNAが横浜スタジアムでの連勝記録を“村神様”に「17」で止められた。最警戒していたヤクルト村上に手痛い2本塁打を許して、約2カ月ぶりに本拠地で敗戦。三浦大輔監督(48)は試合後に「あの1本目と2本目は違います」と、振り返った。

史上最年少の通算150本塁打となった1本目は、先発大貫が6回無死一、二塁でフルカウントから、空振りを狙ったスプリットが甘く入った。指揮官は「しんどい場面で攻めていった中で(ストライク)ゾーンに残ってしまったということだと思います」。歩かせても無死満塁となるシチュエーション。ミスショットしなかった村上のすごみを感じていた。

2本目は、3番手の三上が2ボールから被弾。内角を狙った直球がシュート回転して真ん中付近へ入ったところを捉えられた。三浦監督は「コメントはないです。あの場面はないです」。1発を避けられる状況だっただけに、言葉にも悔しさがにじんだ。

それでも、意地は見せた。一挙5失点の後の6回の攻撃では、代打戸柱と4番牧のアーチで一時2点差に迫った。「無抵抗じゃなかった」と手応えも感じた三浦監督は、「3連戦の初戦、取れなかったことは痛いですけど、明日取り返すチャンスはあります。やってきたことは間違っていない。選手たちが力を付けてきたのは間違いない。まだまだ自信を持って、明日全員で取り返せるように、この悔しさをぶつけられるようにやっていきます」。後半戦初の連敗も、積み上げてきた白星と自信は簡単に崩れない。直接対決第2ラウンドでやり返す。【木下大輔】

○…先発大貫が村上のメモリアル弾に沈んだ。序盤は相手の拙攻にも助けられるなど、5回まで無失点も、6回無死一、二塁で、村上に通算7本目の被本塁打となる決勝の先制46号3ランを献上。その後も1死二塁のピンチを招いて降板して5敗目(10勝)。「イニングの途中でリリーフの方にマウンドを譲る形となってしまい、悔しいですし申し訳ないです」と、コメントした。

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