立大が、延長戦の末にサヨナラ勝ちで今季初勝利を挙げた。

5-5で迎えた延長10回裏1死満塁、吉岡広貴外野手(4年=広陵)が追い込まれてから右前打を放ち、サヨナラ勝ち。吉岡はヘルメットを脱いで、両手でガッツポーズをしながら仲間の元へ駆け寄った。「打席の前に監督から声をかけてもらって、強気で入れた。(変化球を)拾う気持ちで行ったのがよかったと思います」と話した。

先発したドラフト候補のエース右腕、荘司康誠投手(4年=新潟明訓)は、3回を被安打3の3四球で3失点。2番手の池田陽佑投手(3年=智弁和歌山)が6回2失点と踏ん張った。ベンチでは、山田健太主将(4年=大阪桐蔭)が「後半勝負だ」と明るい声を掛けていた。溝口智成監督(54)は「苦しい展開でしたが、池田と(3番手の)沖がよく踏ん張ってくれた」と話した。