右肘靱帯(じんたい)を痛めて今季1軍未登板に終わった日本ハムのジョン・ガント投手(30)が1日、千葉・鎌ケ谷の2軍施設で故障明け初のブルペン投球を行った。傾斜の感覚などを確かめながら、約20球を投げた。投げ終わりには「グッド」と笑顔を見せた。

メジャー通算24勝右腕は3月に来日したが、患部の不調を繰り返して6月には米国へ一時帰国。現地で右肘靱帯炎症を治すためにPRP療法を受けて再来日し、鎌ケ谷でリハビリを続けてきた。1、2軍とも2日に今季公式戦が終わるが、ガントは帰国せず、秋季練習参加の予定。異例の日本“残留”でリハビリを続けていくもようだ。

◆ジョン・ガント 1992年8月6日生まれ、米国出身。前ツインズ。昨季39試合に登板し21試合で先発。メジャー通算24勝26敗3セーブ。幼少期から日本のアニメを見て育ち「一番好きなのはドラゴンボール」で、ベジータの大ファン。193センチ、90キロ。右投げ右打ち。1年契約で年俸2億4000万円プラス出来高。

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