阪神青柳晃洋(28)の「投手3冠」が確定した。昨季の自己最多に並ぶ13勝、勝率7割6分5厘、防御率2・05をマーク。球団では44年若林忠志、03年井川慶以来3人目の快挙に「取れたのはうれしいですけと、自分1人で取ったものではないので。一番はチームが打ってくれたから勝ってますし、野手の頑張りがいっぱいあった。みんなのおかげです」とチームメートに感謝した。

2年連続の最多勝&最高勝率は、今季のオリックス山本由伸と並んでプロ野球史上初の偉業だ。「パ・リーグには由伸っていう2年連続“5冠”くらいのバケモノがいるので。それに比べたらちょっと劣るかなと思います」と苦笑い。自身初の最優秀防御率については「去年は(中日)柳に負けて2位だった。今年はそれを目指している部分があったので、取れたのはすごいうれしい」と喜んだ。

終盤では7試合連続勝ち星なしと苦しんだが、今季ラスト登板の9月27日ヤクルト戦で13勝目を挙げ、チームのCS進出にもつながった。「チームとして絶対に負けられない試合だったので、そういう中で勝ちに久々に貢献できたというのはうれしい」。ポストシーズンに向け「CSに出るからには日本一まで、監督に一番長くユニホームを着てもらえたら」と決意をにじませた。【古財稜明】

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