中日立浪和義監督(53)は5日、20日のドラフト会議に向けて神宮球場の中大-青学大戦を視察した。ドラフト候補の中大・森下翔太外野手(4年=東海大相模)のプレーを生チェックした指揮官は「上位にかかる選手」と高評価し、指名候補としてリストアップしたことを明かした。

「大学でも屈指のスラッガーと聞いていた。力ありますし、楽しみな選手。雰囲気もいい。よくなる要素がいっぱいある選手だと感じました」。現役監督としては4日の立大-法大戦に続く異例の神宮視察。自らの目で素材の良さを確認した指揮官は上位指名候補かと問われると「そうですね」とうなずいた。

右の外野手でパワーヒッターと言えば昨年も駒大・鵜飼を2位指名で獲得している。「チームのバランスもあるし、スカウト、編成と話し合って考えます。これからのドラゴンズのクリーンアップを背負って立つ選手を探していかないとね」。就任1年目は課題の攻撃力に課題を残したまま最下位で終えただけに、巻き返しに向けてフル回転する。

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