ソフトバンクは5日、クライマックスシリーズ(CS)のファーストステージ第1戦となる8日の西武戦(ペイペイドーム)の始球式を、東京パラリンピックの車いすバドミントン金メダリスト・梶原大暉(20)が務めると発表した。

梶原は福岡県出身で、小学生の時に野球を始めた。中学2年時、グラウンドに向かう自転車で交通事故に遭い、右太もも下を切断。左下肢にもまひが残って車いす生活になったが、福翔高(福岡)1年の17年から同競技を開始。19年10月のデンマーク国際でシングルスとダブルスの2冠を達成するなど、世界で躍動してきた。

球団を通じて「野球少年だった自分にとって夢の舞台で、また大切な初戦の始球式を務めさせていただくということ、大変光栄に思います。緊張もするかとは思いますが、見てくださる方々やお世話になっている方々への感謝の思いをこめて、ストライク投球目指して全力投球します」と意気込んだ。

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