8日に開幕する「JERAクライマックスシリーズ セ」の共同記者会見が横浜スタジアムで行われ、3位阪神からは選手を代表し選手会長の近本光司外野手(27)が出席した。

ファーストステージの舞台となる敵地横浜では今季2勝11敗で8連敗のままシーズンを終えた。近本は「今年、横浜スタジアムでよく打たれたなというのはありますし、よく抑えられたというのも本当にあった。何とか(勝ち抜くための)2勝を、チーム全体で勝っていきたい」と話した。

DeNAで意識する選手を聞かれると同学年で今季161安打を放ち最多安打のタイトルを獲得した佐野恵太外野手(27)の名前を挙げた。「今年もよく打たれて、出塁率、打率ともに高くて。昨年も今年も切磋琢磨(せっさたくま)しながら意識してプレーしていました」と明かし「佐野の前に走者を置くのも嫌ですし、走者がいなくてまわってきても後ろにいい打者がいるので、すごく考えさせられる、警戒しないといけない打者。守っていてもすごく疲れる選手」と話した。

会見に同席した佐野も近本の名前を挙げ「塁に出すと盗塁もありますし、後ろを打つ大山選手、佐藤輝選手と長打力もあるので、何とかチームとして塁に出さないように、出した後も対策できるようにやっていきたい」と、2人とも笑顔ながらも、前哨戦からバチバチ火花を散らしていた。