巨人が7日、20日のドラフト会議で1位指名する方針を固めている香川・高松商の浅野翔吾外野手(3年)のもとへ、担当の岸敬祐スカウト(35)らが調査書持参で訪問した。

■2年間マークする岸スカウトがロング面談を実施

約1時間、同校の室内練習場で面談した。面談を終えた岸スカウトは「僕は去年から担当させてもらった。過去2年の成長ぶりと、高い評価させてもらってるという評価を伝えました。パワーと走攻守バランスとれた外野手ということで、プロでも早い時期から活躍できるんじゃないかなと思わせる力があると思います」と評価。「非常に周りからも愛されるキャラで非常に優しい子。ファンにも愛される選手になれるのではと思います」と人間性も絶賛した。

■将来のスーパースターになるような素材

9月28日のスカウト会議では、高校通算68本塁打のスラッガーを満場一致で最高評価。大塚淳弘球団副代表(63)は名前こそ明言しなかったが「くじびきになるんでしょうけど、そこに行くと。別に隠してもしょうがないから。体は小さいですけど3拍子そろってパンチ力もあるし右にも打てるし足も速い。スター性ですよね、一番は。将来スーパースターになるような素材だと思っていますよ」と、浅野を念頭に置いて発言した。

■高校生外野手の1位入団となれば球団初

スカウト会議に出席した原辰徳監督(64)も「即戦力という部分からすると、そう簡単ではないと思います。まあしかし、近未来という点においては、とっても楽しみな選手」との印象を口にしていた。巨人の高校生野手の1位指名での入団となれば14年岡本和真内野手以来で、高校生外野手だと球団初となる。

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