広島上本崇司内野手(32)は一発屋では終わらない意気込みだ。

プロ10年目の今季、キャリア初本塁打を放つなど、打撃面で花開き、スタメンの機会を多く得た。9年間で計30試合しかスタメン出場がなかったが、今季は70試合を数える。「守備と走塁を多少捨てて、打撃に集中した。ちんたらしてたら(レギュラー)奪っちゃうよという気持ちでいる」。

打撃向上につながったのは「人に聞くこと」。開幕前に鈴木誠也にタイミングのとり方を聞き、会沢翼にはトップの位置を聞いた。「ガラッと変わった」と手応えを感じ、結果にも出た。

来季から新監督に就任する新井氏は「神様です」と仰ぐ。「本当に優しい人です。不思議ですよね、新井さんが監督…どういう反応するのかな」と想像できない新監督の姿に、胸を膨らませた。

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