U23代表のNTT東日本・中村迅主将(23=法大)が9日、世界一を誓った。

「第4回WBSC U23ワールドカップ」(13日~、台湾)に出場するため、前日から都内で直前合宿を行っている。目標は「優勝、世界一です」と宣言。そのためにも、1試合10得点を目指すとした。

カギとなるのが、攻撃の仕掛けの早さだ。この日は東京ガスと9イニング制で練習試合を行い、5-0で快勝した。7回に打線がつながり、1イニングで一挙5点を奪った。ただ、ワールドカップは7イニング制で行われる。中村は「(試合の)入りが大事になる。入りから集中して、普通の(9イニング制の)試合なら3回から始まるつもりで。ぬるっと入らないようにしたい」と強調した。

この日は、侍ジャパン栗山英樹監督(61)の激励も受けた。栗山監督は「いい試合を、いい流れをつくってくれよと、お願いをした。それに、こっちが乗っかっていく。同じ(侍ジャパンの)ユニホームを着た仲間なので」と期待を込めて話した。中村は「トップチームになれるようにと、話してくださった。僕らも頑張っていきたい」とエールを受け止めた。

◆出場辞退 U23代表のNTT西日本・泉口友汰内野手(23=青学大)がコンディション不良のため「第4回WBSC U23ワールドカップ」(13日~、台湾)の出場を辞退した。追加招集は行われない。