阪神西勇輝投手(31)がヤクルトとのCSファイナルステージ開幕戦の先発を託された。

実戦登板は9月17日の巨人戦(東京ドーム)以来、約3週間ぶり。この日は神宮球場に隣接する室内練習場でブルペン投球を行い、決戦に備えた。「自然体でいくことが一番大事」と表情を引き締めた。

今季ヤクルト戦は3試合に先発し、1勝1敗ながら防御率は0.86と相性はいい。村上には1発を浴びるなど、6打数2安打で被打率3割3分3厘。他のバッターは抑えており、村上封じが鍵を握る。「それはそれでしっかり考えてはいます」と話すにとどめた。

矢野監督は「頭にふさわしい。ユウキらしく投げてくれたらいいかなと思います」と期待を寄せた。今季は9勝(9敗)を挙げ、防御率は青柳に次ぐリーグ2位の2.18を記録した。抜群の安定感を誇る右腕で、先手必勝を期す。

○…エース青柳は中5日でCSファイナルステージ3戦目の先発に回る見込みだ。8日のDeNA戦では6回無失点と快投。今季のヤクルト戦は2試合連続完封を含む3勝1敗で、勝ち星は全て神宮球場で挙げた。この日投手指名練習に参加した右腕は「優勝チームですし、村上を中心とした得点力があるチームなんで。村上だけじゃないですけど、無駄な失点につながらないようにやっていくしかない」と力を込めた。

○…西純がCSファイナルステージでもフル回転を誓った。DeNAとの同ファーストステージでは中継ぎとして第2、3戦に登板。2試合連続2回無失点の力投で、第1関門突破の立役者となった。当面はロングリリーフ要員としてブルペン待機するもようで、「自分の役割を果たせるように、チームに貢献できるようにしたい」と意気込んだ。

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