阪神が守備の乱れで終戦した。3点リードの7回に2失策と4四死球で一気に5点を奪われ逆転された。3位からの下克上を狙ったが、3連敗で1勝もできず1位ヤクルトにスイープされた。今季限りで退任する矢野燿大監督(53)の最後の試合となった。

打線は4回に陽川尚将内野手(31)が中犠飛で1点先制。さらに5回には大山悠輔内野手(27)の中前2点適時打で追加点を奪い、エース青柳晃洋投手(28)が6回まで3安打無失点と好投した。

だが、悪夢の7回となった。青柳が3四死球で2死満塁とピンチをつくり、山崎には一塁へゴロを打たせたが、ジェフリー・マルテ一塁手(31)が二塁へ悪送球(記録は野選と失策)で2点をかえされた。代わった2番手浜地真澄投手(24)が3番宮本丈内野手(27)に四球を与え再び2死満塁。4番村上宗隆内野手(22)をボテボテの一塁線へのゴロに打ち取ったが、グラブトスが大きくそれて悪送球となり、3人の走者が生還し逆転された(記録は投安と投失)。

今季レギュラーシーズン86失策で5年連続12球団ワーストとなった課題の守備に最後まで泣かされた。

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