9、10月度の「大樹生命月間MVP賞」が18日、発表され、パ・リーグ野手部門はオリックス吉田正尚外野手(29)が受賞した。ソフトバンクと優勝を争う中で、77打数32安打の打率4割1分6厘、23打点、7本塁打を残し、6度目の受賞につなげた。「1打席、1球1球、平常心というか自分のスイングを心がけて入っていました」と振り返った。

9月は「少しトップを深くとって、足のスタンスをスクエア気味にまっすぐに構えて。それがうまくハマった。後半、徐々に変えていきました。その日その日の体のコンディションもあるし自分が気持ちいい形で入れるように心がけていました。いい結果を出すために試行錯誤しています」と打法の変化を明かす。

印象に残った試合は「やっぱり(9月17~19日の)ソフトバンク3連戦が本当に大事な中での3連勝。どの打席も集中して、いつも集中して入っているんですが、いいところでいい場面で東浜さんの本塁打もそうだったし、いいスイングができてきたかなと印象に残っています」。同19日は先制弾に加え、9回に同点打を放つなど大車輪の活躍を見せた。「狙い球をイメージしながら少し甘く入ったので1球に仕留められたのは、後半よかった要因だと思う。1球で仕留められてよかった」と会心の打席になった。

月間MVPダブル受賞のチームメート山本については「本当にゲームをしっかり作りますし、数字が物語っている。注目されている中で結果を出すのは素晴らしい」と、エースをたたえた。

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