盛岡中央(岩手)の斎藤響介投手(3年)はオリックスが3位指名し、交渉権を獲得した。

最速152キロを誇る、みちのく屈指の好投手だ。今夏の岩手大会2回戦で自己最速をマークすると、盛岡市立との3回戦では1安打完封で19奪三振。佐々木麟太郎内野手(2年)を擁す花巻東との準決勝では2失点完投で、チームを14年ぶりの決勝進出に導いた。

一関学院との決勝は2-3と惜敗。悲願の甲子園出場を逃したが、3失点完投で10奪三振。夏の敗戦直後はプロ志望届提出について「これから長く考えて決めていきたい」と明言を避けていたが、決勝から1カ月後の8月23日に同志望届を提出した。

細身でも伸びのある直球と鋭く曲がるスライダーを軸に打者を翻弄(ほんろう)。集大成の夏に45回2/3を投げ、57奪三振を積み上げた。憧れの舞台でも、好打者から奪三振する。

岩手県・滝沢市出身。177センチ、72キロ、右投げ右打ち。

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