新生岡田タイガースの補強第1弾だ! 阪神は18日、江越大賀外野手(29)、斎藤友貴哉投手(27)と、日本ハム渡辺諒内野手(27)、高浜祐仁内野手(26)の2対2の交換トレードを発表した。
岡田彰布新監督(64)は手薄な右打ち内野手である渡辺の加入を大歓迎。さらに二遊間を「(シーズンの)80%以上」固定すると明言。二遊間争いのゴングを鳴らした。
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甲子園のクラブハウスに姿を見せた岡田新監督はトレードの話題に「おぉ」と反応した。「右やからな。ちょうど。いきなりそういう話もろうたから、すぐOKしたよ」。狙い通りの補強第1弾に自然と顔がほころぶ。手薄と感じていた右打者を2人獲得。中でも13年ドラフト1位で日本ハムに入団した渡辺は、強打の二塁手として期待大だ。新指揮官の口ぶりからも、それは明らかだ。
「印象? まあどうやろうなあ。ある程度、レギュラー張ってたやんか。(ポジションは打てる右打者が少ない)セカンドかな。そういう意味では戦力として考えているけどね」
現状、誰が来季の二遊間を守るかは不確定だ。「いろんな可能性で、レギュラーポジションが決まらん」と構想を練っている段階。遊撃手として今季135試合出場の中野もポジションを確約されていない。右の二塁手加入によって内野争いをさらに激化させる-。今回のトレードは新監督の意向も大きく影響しているようだ。
05年優勝監督には、固定メンバーでシーズンを戦い抜くという確たる考えがある。17年前のシーズンは2年目鳥谷を遊撃に固定。遊撃手だった藤本(現内野守備走塁コーチ)が二塁を守った。同監督は「(シーズンの)80%以上の固定やで。そんな二遊間をぼんぼん代えられんよ。はっきり言って」とベストな二遊間コンビを選ぶ方針だ。
すでに動きだしている。宮崎で開催中のフェニックスリーグではヘッドコーチに内定している平田2軍監督に「ずっとショート小幡使え」と指令。中野の“刺客”として小幡をスタンバイさせる。「右が1人入ったら、だいぶ違う。戦力アップになる可能性の方があるよな。やっぱりな」。セカンド渡辺の加入で2023年版、虎の二遊間バトルはさらに熱を帯びる。【桝井聡】
◆高浜祐仁(たかはま・ゆうと)1996年(平8)8月8日生まれ、佐賀県出身。横浜では伊藤将(現阪神)浅間(現日本ハム)渡辺佳(現楽天)らと同学年。2年夏、3年春の甲子園出場。高校通算32本塁打。14年ドラフト7位で日本ハム入団。21年7月6日西武戦で、39試合連続無失点だった平良(西武)からサヨナラ二塁打。兄卓也は07年高校生ドラフト1巡目で阪神に指名され、ロッテを経て昨季引退した。185センチ、90キロ。右投げ右打ち。今季推定年俸2200万円。既婚。
◆渡辺諒(わたなべ・りょう)1995年(平7)4月30日生まれ、茨城県出身。東海大甲府2年夏に甲子園4強。高校通算39本塁打。13年ドラフトでは日本ハム栗山監督が松井裕樹(桐光学園)柿田裕太(日本生命)岩貞祐太(横浜商大)と抽選3連敗した後に1位指名で入団。19年6月8日阪神戦(甲子園)で馬場から満塁本塁打。178センチ、86キロ。右投げ右打ち。今季推定年俸5000万円。



