日本ハム新庄剛志監督(50)が19日、都内で行われたドラフト会議前日のスカウト会議に出席した。11日に稲葉篤紀GM(50)が日体大・矢沢宏太投手(4年)の1位指名を公表済み。この日の夕方時点で9球団が1位指名を公表している状況に新庄監督は「(公表していない)3球団はどうなるか。矢沢くんも、ウチ一本(釣り)で…。これ、発表するのかな? 他のチームは」と報道陣に逆質問。公表しないチームもあると伝え聞くと「はぁ」とため息をついて、「もう、してよ」と苦笑い。続けて「明日、もし競合が現れたら、日体大の帽子かぶって(くじ引きに)いこうかな」とジョークも交えながら、一本釣りできることを願った。

仮に競合した場合は新庄監督が、くじ引き役を務めることが決まっている。単独指名ならば、くじを引くことはないが、くじ引きをしたい気持ちは「あるある」と食い気味に即答。それでも、「あるけど、ない方がいい(笑い)。本当は(くじ引きが)ない方がいいけど、ちょっとやってみたい(笑い)。うわーって。全部(くじを)取るかもしれない」とニヤリとしたが、すぐに前言撤回。「パフォーマンスはあまり期待しないでくださいよ。彼たちの人生もかかっていることなので。ちゃんとした格好して行きますんで。彼たちの人生がかかっているので、そういうところは僕はズレない」と、真剣に話した。

さらに、1位指名が無事にできた後の心配事もあるようで…。「(入団を)断られることはあるのかな? (過去に)あったんだ! それはショックで泣いちゃう。まず願うのは、競合がないこと」と強調。それでも最後は「まあでもね、(競合が)あったらあったで、僕が運、強いんで」と、自信を見せていた。

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