今季限りで現役引退するオリックス能見篤史兼任コーチ(43)が熟知した敵地のマウンドを投手陣に助言する。
22日から始まる日本シリーズはセの本拠地で開幕。チームは19年6月24日以来、神宮での試合経験がなく「向こうに行っての確認になる。僕の経験上、ブルペンとマウンドは全く別物。あとは本人たちが確認するという作業になる」と、阪神時代にセ・リーグで16年戦った経験を生かす。
中嶋監督ならではの“ウルトラC”起用もあるかもしれない。能見兼任コーチは9月30日の引退試合を終えてからも、若手打撃陣に対して打撃投手を務めるなど肩を作っている。日本シリーズでの登板を問われると「もし、そういう機会があったときに迷惑はかけられない」と調整を怠らない。
チームの救援陣では、育成出身の宇田川、先発から救援転向した山崎颯、2年目29歳で新人王候補の阿部と「新星」が続出。能見兼任コーチは「臆することがない。投げたい、投げたいっていう投手が多いので(ブルペンの雰囲気が)良い方向に働いている」と分析した。4勝を先に取れば日本一に輝く大舞台だが「短期決戦だからと気負うこともない。普段通りできるかどうかが大事」と冷静に寄り添う。キャリア18年目で初の頂点へ-。有終の美を飾るべく、尽力する。【真柴健】



