日本ハム新庄剛志監督(50)は19日のスカウト会議に出席後に、ドラフト1位指名が確定した日体大・矢沢宏太投手(4年=藤嶺藤沢)の育成プランの輪郭を明かしていた。

新庄監督 矢沢くんがウチに来てくれるとして、二刀流とか限定しないですね。彼の良いものは、もっともっとあるかもしれないから。彼の才能を見て、どんどん引き出せるものは引き出していくようなチームにしていきたい。

元阪神鳥谷氏を引き合いにサプライズ育成案も披露していた。

新庄監督 まあ、もしかしたら、右でも打っても合うかもしれない。いや、可能性はあるでしょ? ねぇ。もともと右バッターって知ってました?(そうなんですか?)ウソです(笑い)。そういうケースもある。鳥谷くんなんかね、もともと右バッターなんですよ。で、左に変えて打ったらすごいいい選手になったっていう。まあ、見てみないと分からないし、もっともっといいものがあるだろうし。

自身の経験も踏まえて、独自の育成プランを進めるつもりだ。

新庄監督 僕もタイガース時代にセンターを守っていて、野村さんに「おい、このバッターだけちょっと投げてくれや」っていうので二刀流というか、したんで。矢沢くんもね、もし外野守っていて7回にポーンッと来て155キロくらい投げて、また戻ってみたいな。それもね、可能性だし。二刀流というのは決めないですね。もし取れたとしたら。まあ面白い選手ですね。

矢沢のプレー映像を見ての印象も明かしていた。

新庄監督 いやぁキレが良いですね、やっぱり。あ、ピッチャーも面白いなって。まあまあ、あの、ユーチューブとかでも結構見させてもらって、今日(19日に)すごい大きい画面で。スピードガン以上にベース板で、初速と終速があまり変わらないピッチャーだなというのは思いましたね。