関東第一(東京)のスラッガー井坪陽生(いつぼ・ひなせ)外野手(3年)は阪神から3位で指名された。千葉県白井市の野球部寮で「素直にうれしい気持ちでした。予想してなかったのでびっくりしました。(3位は)そこまで早いとは。指名されればいいぐらいの気持ちだった」と喜んだ。指名の瞬間をテレビで見つめると、しばらく放心状態で体が固まっていた。

阪神のイメージは「チームが盛り上がる。選手もレベルが高い選手がそろっている。ファンの方が熱い」。甲子園については「3年間甲子園を目指してだめだったけど、プロという形でいけるのはうれしい」と話した。

高校通算32本塁打の長打力、遠投101メートル、50メートル6秒0と走攻守3拍子そろっているところが持ち味だ。プロでは「トリプルスリーを取りたい。足がアピールポイントとしてあります」と目標を掲げた。

子供のころは西武ファンで、中島宏之(現巨人)浅村栄斗(現楽天)に似た豪快なフォームだ。春の関東大会では6安打すべてが長打だった。岡田監督には「打撃の面。プロの世界の変化球対応とかを聞きてみたい」と目を輝かせた。

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