ソフトバンク中村晃外野手(32)が23日、今季途中から新たな打撃スタイルに取り組んでいたことを明かした。

エンゼルス大谷らも活用している、米国のトレーニング施設「ドライブライン・ベースボール」による動作解析などを用いた練習法を導入。打撃フォームを改善し、後半戦での成績向上につなげていた。来季も継続する意向で、このオフはさらに新フォームに磨きをかけていく。

きっかけは、飽くなき探究心だった。「このままだと打てないなというのはなんとなく思っていた。自分の持っているものだと限界かなと思って。どんどん新しいことをやってみようと」。後輩の周東がドライブラインの練習法に取り組んでおり、思い切って聞いてみた。

徐々に練習を取り入れながら、本格的にフォームを変更したのは今季の後半戦頃から。前半戦終了時点では打率2割3分7厘、2本塁打だったが、後半戦では打率2割8分6厘、5本塁打と成績が改善された。「スイングの時に、今までと違う順番に体を動かしていくイメージ。意識はできている。もうちょっと形にできれば」と手応えを感じている。

このオフはさらに、そのフォームを固めていく。「やることがはっきりしている。来年結果が出る、出ないは分からないですけど、これで行こうというものがすでにあるので。迷うことなくできる」。14年には最多安打を獲得した打撃職人。完全復活への光は見えている。【山本大地】

◆ドライブライン・ベースボール 米国シアトルのトレーニング施設。ハイスピードカメラによる動作解析などを導入し、選手個々のデータに合わせた科学的なアプローチで選手のパフォーマンスを向上させてきた。米大リーグではエンゼルス大谷やパドレス・ダルビッシュも利用。ソフトバンクでは19年秋季キャンプで宮崎に米国から実際にスタッフを招き、チーム全体でテスト的に取り入れたこともある。

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