日本ハムからトレードで阪神に移籍した渡辺諒内野手(27)の入団会見が23日、兵庫・西宮市内の球団事務所で行われた。背番号は渡辺が「25」に決定。同じくトレードで移籍した高浜祐仁内野手(26)とともに会見に臨んだ。
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阪神入団会見前日の22日。渡辺は慣れ親しんだ日本ハムの2軍本拠地、千葉・鎌ケ谷で最後の練習を行った。帰り際、運転する車を急停車。スマホでグラウンドの全景を撮影していた。
トレード発表後は秋季練習に参加せず、高浜と自主練習で汗を流してきた。ただ“日本ハムラスト”の22日はコーチや球団スタッフらに練習をサポートしてもらった。渡辺は「ありがたいですね」と感謝。高浜と関係者に頭を下げ続けた。
グラウンドから引き揚げてくるとつぶやいた。「せつないですね。9年間もいたんだから。そりゃ寂しいよ」。でも、うれしそうに言った。「最後は同期入団の浦野さんに投げてもらってよかったです」。
13年ドラフト1位が渡辺で、2位が社会人からプロ入りした浦野だった。6歳上の同期は18勝を挙げ、20年限りで現役を引退。現在は打撃投手を務めており、渡辺の門出を祝って最後の“対戦相手”を務めてくれた。心のこもった1球1球のエールに感謝し、新天地への気持ちを高ぶらせた。
直球に強い打撃を磨き、一時は二塁の定位置をつかんだ「直球破壊王子」。高校時代に本塁打も放った甲子園で再び輝くはずだ。【日本ハム担当=木下大輔】



