阪神ドラフト1位の中大・森下翔太外野手(22)が25日、大学野球に区切りをつけ、新たな決意を固めた。

この日の東都大学野球秋季リーグで国学院大が亜大3回戦を制し、2季ぶり4度目の優勝が決定。勝ち点4で並んでいた中大は勝率で及ばず、明治神宮大会出場はならなかった。

神宮で取材に応じた森下は「やりきったので悔いはない。素直に受け止めて次のステージで頑張りたい」と前を向いた。

春は1部6位に終わり、1、2部入れ替え戦に回った。東洋大を下し残留。ハイレベルな「戦国東都」で培った経験は、今後に生きると確信する。

「高いレベルで緊迫したゲーム、絶対負けられないゲームを経験したっていうのは、全国でもそんなにいないと思う。緊張感だったり1球の大切さは、他の選手より分かっていると思っているので、その経験を生かしてプロでもできたら必ずいい結果が残るかなって思っています」

岡田新監督もクリーンアップの一角として期待する即戦力外野手。下を向く間もなく、プロへの準備を進める。