日本ハムにドラフト4位で指名された常葉大菊川高・安西叶翔(かなと)投手(17)が25日、静岡県菊川市内の同校で指名あいさつを受けた。学ラン姿で、担当の熊崎スカウトらと言葉を交わし「プロ野球選手という自覚を持ち、責任ある行動を取っていきたい」と、表情を引き締めた。

スリークオーターとサイドスローの中間ほどの位置から腕を振る独特の軌道が武器。最速も151キロを誇る右腕について、熊崎スカウトは「パワーピッチャーだけど器用。体もあって、どこまでも伸びる素材。先発として一刻も早く投げてくれればと思う。斎藤雅樹さんのようになってほしい」。巨人で通算180勝、沢村賞にも3度輝いた「平成の大エース」の名前を挙げ、期待を込めた。

今後は仮契約、入団会見などを経て来年1月に新人合同自主トレに臨む予定。20日に行われたドラフト会議後には、数え切れないほどの祝福メッセージも届いた。安西は「期待に応えたい。チームの顔となるような選手になり、いずれは日本を背負えるような投手になりたい」と改めて決意を口にした。北の大地から「令和の大エース」を目指す。

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